ライブで試す 説明
生成に失敗したり途中で見捨てられたりしたモデルは、どれもどこかへ行き着きます。「Render Zero」が思い描くのは、その場所です。巨大な工業的アーカイブで、未完成の創造物たちが白モデルの姿のまま巨大な石の手の上に立ち、それぞれの頭上では削除までの時計がカウントダウンを刻んでいます。これは、未完成のものたちへの贈り物です。
ループは短く、体を使うものです。創造物に気づき、近くに漂う捨てられた破片を見つけ、拾い上げて創造物に渡します。そのパーツは創造物が本来持つよう設計されたものではないため、システムは不一致を報告しますが、創造物はそれでも新しい姿を受け入れます。触れた点から白モデルに色が広がり、金色の光がその周りをらせん状に立ちのぼり、取り付けたパーツに沿って花が開き、創造物は命を得ます。鳳凰は扇の翼で飛び立ち、守護者は歩み降りて扉を盾の腕にして巡回し、神殿は葉の屋根の下で明かりを灯して地面から浮かび上がります。
創造物をひとつ救うたびに、世界も戻ってきます。周りのアーカイブが溶けるように消え、手を起点に新しい世界が外へと広がっていきます。最初はまばらな光の点として現れ、やがて足を踏み入れられる確かな風景になります。時計がゼロになると、その創造物は永久に削除され、体験はそのまま続きます。すべてを救うことはできないのです。最後の創造物が救われるか失われると、システムが結果をスキャンし、「EXPECTED FORMS: NOT FOUND(想定された形態:見つかりません)」「NEW FORMS DETECTED(新たな形態を検出)」と表示します。続いて削除のカウントダウンがもう一度始まりますが、それは崩れ去り、最後に「STILL BECOMING(今もなお、形になりつつある)」というメッセージが現れます。
この贈り物は「完成」ではありません。未完成のものがすべて、本来なるはずだった姿になる必要はありません。ときには、もうひとつの可能性があればそれでいいのです。2 つの環境はどちらも、World Labs Marble でコンセプトアートから生成されました。灰色のアーカイブはパノラマとして使われ、息づく世界はパノラマであると同時に 190 万点のガウシアンスプラットでもあり、創造物が救われるにつれてあなたの周りに姿を現します。そのコライダーメッシュのおかげで、手から降りて、生成された地面の上を歩くことができます。「Render Zero」は three.js と WebXR でブラウザ上で動作し、サウンドはすべて Web Audio API を使ってコードで生成されています。
Tripo の活用方法
体験の核心である、白モデルが完成モデルへと変わる瞬間には、Tripo の出力がそのまま使われています。
- 創造物はそれぞれ、テクスチャ付きの Tripo モデル 1 体です。Smart Mesh で生成してローポリのトポロジーに仕上げ、PBR テクスチャ付きの GLB としてエクスポートしました。
- 体験ではまず、メッシュの線が見える白モデルとして描画し、創造物が救われたときに本来のテクスチャを一気に広げます。そのため、白モデルと完成モデルはまったく同じメッシュです。


