
説明
「Stone Dragon」は、吉林省農安の左家山から出土した石龍から生まれた作品です。灰白色の珪長岩を磨いて作られ、一部が切れた環である玦(けつ)の形に丸まったこの石龍は、中国における龍形の器物の歴史を約千年さかのぼらせました。作者がこれを手がかりに選んだのは、中国東北部の西寄りにある辺境のこの一角を、はるかに長い文明の記憶へと結びつける存在だからです。
作者は博物館で東北の遺跡を見てきました。住居跡、土器、骨針は展示ケースや報告書の中に収まったままで、誰も中に入ることも、問いをひとつ投げかけることもできません。そこで作者は、この土地の祖先について抱いた問いをたどりながら、足を踏み入れられる新石器時代の世界を作りました。方形の家に近づくと、柱穴や灰褐色の土器、人々が手にした骨針が見え、そこにいる人々に、どんな家に住み、何を着て、どんな言葉を話し、どんな仕事をし、何を敬っていたのかを尋ねることができます。資料に答えがあることにはその場で答え、資料にないことは推測の域にとどめます。その境目がどこにあるのかも、見てわかるようになっています。
遠くの川岸と段丘は World Labs が描き出し、家々や器物、人々は Tripo で作られ、歩いて回れる近景として重ねられています。考古学を愛する人へ、そして自分の祖先が誰だったのかを知りたいすべての人への贈り物です。
Tripo の活用方法
近づけるものはすべて Tripo が作っており、近景と日々の暮らしのレイヤーは Tripo によって成り立っています。
- 家と器物:家、土器、草、枝、骨器は Tripo で一つひとつ生成され、コライダーに沿って広がり、縁でフェードアウトする近景用の地面プレーンの上に配置されました。
- 人々:家の中の人々も Tripo で生成し、リギングを施しているため、前へ進み出て訪れた人に語りかけます。
- World Labs との 2 層構成:World Labs が遠くの川岸と段丘を描き出し、Tripo で作った家、土器、人々はその地面の上に置かれ、Three.js が近景に影を加えます。Tripo がなければ、訪れた人は方形の家に入ることも、問いを投げかけることもできませんでした。


